アグテコファーム吉川を運営する株式会社アグテコは、宮代昌明さんが代表を務めるAGTCインターナショナルグループの日本法人。香港に本部と農業研究所、上海に試験農場を置くグローバル企業です。世界は2050年に食糧難を迎えると言われ、そのときに、世界へ食糧を供給できる企業になりたいという思いから農業に参入しました。(2020年6月18日取材)
- 所在地等
- 滋賀県野洲市 2020年3月完成
- 面積
- 3ha(サンタルーフ)
- 栽培作物
- フリルレタス
- 導入設備
- 複合環境制御システム「エアロビート」 サンタルーフ 栽培システム「AGTCプラント」
イノチオを選んだのは、農業への共通の想いから。
日本で農業に参入する以前、イノチオグループの石黒功代表の話を聞いたことがあり、共感する部分がありました。そして、グループのWEBサイトに書かれていた想いと、アグテコの想いが共通していたのがきっかけです。 オリジナルのハウスを作りたいと問い合わせをしてやり取りを進めていく中で、面倒くさがらず我々の想いをくみ取ってくれ、こちらの求める無理難題を形にしてくれる姿を見て、一緒に歩んでくれる安心感を得ることができました。
世界の食糧難に立ち向かいたい!
新型コロナウイルスの影響で開園から予定通りではなくなりましたが、完全稼働前だったので出荷地域や出荷先の調整など販路を見つめ直すいい機会となりました。 現在、香港と中国で行っている研究を踏まえ、今後はアジア地域で新たな農業に挑戦したいと考えています。ここでの栽培で分かった問題点や改善点の整理、研究している人工光や自社開発の肥料をさらに改善していきたいです。
初のレタス水耕栽培、想い描く構想を実現するため覚悟を決めた。
3ha規模の水耕栽培のハウス建設は、イノチオとしても初の試みということもあり、宮代さんの思い描く構想を形にするために一から勉強という日々を過ごしました。宮代さんはパワフルでやると決めた事は実行する方です。私も付いていくために覚悟を決め、取り組んでまいりました。また、仕事以外の時間も一緒に過ごさせていただき信頼関係を築くことができました。今後も一緒に新しい農業を創造していきたいです!
栽培ハウスは「サンタルーフ」、施設面積3haのレタスの巨大生産基地。
年間約1,000トン、1日に約4万株のフリルレタスが収穫されている。
パネルをプールに浮かべて栽培。独自システム「AGTCプラント」を活用して栽培はほぼ自動化。
消費者に安全・安心なレタスを届けるため厳正に1玉ずつ手に取り品質管理をします。