SUSTAINABILITYイノチオグループSDGs志向型経営

当社グループは2020年度に策定した中期経営計画にSDGsの視点を取り入れ、
「環境保全型農業」「持続可能なバリューチェーン」「未来志向の社風づくり」など5つの重点方針を経営の柱に位置付けました。
事業活動を通じ、お客さまをはじめとする農業者と地域社会の持続可能な発展と、
全従業員の暮らしを支える経営を進めていきます。

イノチオグループは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

CSR TOPICS

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MISSIONミッション

全社員一人ひとりの成長としあわせ
持続可能な循環型社会の実現

5 PRIORITY POLICIES5つの重点方針

01環境保全型農業/02持続可能なバリューチェーン/03未来志向の社風づくり/04農業イノベーション/05グローバル・パートナーシップ

MESSAGESDGs推進本部長からの
メッセージ

SDGs推進本部では、SDGs志向型経営の実践に向け、SDGsをベースとした経営戦略の策定、グループ各社・各部門の事業目標への落とし込み、社員一人ひとりの意識向上のための社内浸透を行っております。2021年には脱炭素経営促進ネットワークへの入会、また環境省の「中小企業等向けSBT・再エネ100%目標設定支援事業」により、農業を取り巻く産業の脱炭素化に向けた取り組みを開始しました。ステークホルダーの皆さまと共に持続可能な農業を実現してまいります。

環境保全型農業Eco-friendly Agriculture

私たちは “農業は、いのちを育て、いのちを支える仕事” であると考えています。 私たちは “いのちの仕事” をしている自覚を持ち、環境と調和した持続可能な農業の普及に取り組んでいます。

環境負荷の少ない農業用施設の開発、農薬・肥料の適正使用、適正な農業生産工程管理(GAP)の普及などを進め、環境と人に配慮した農業の実現を目指します。

私たちの目指すところ

  • 地球環境と人々の健康に配慮した持続可能な農業の実践
  • 食品安全、労働環境、環境保全の国際基準に沿った農業の実践と普及
テーマ 主な取り組み 2021年度目標
経営・技術 病害に強い花き品種の開発 病害抵抗性の評価と花き育種への活用
トマト高品質苗 自社生産技術確立とマニュアル化 シングル実生苗製品率90%以上の管理手法確立
診断分析による農薬・肥料の適正使用推進 診断分析メニュー拡充による『フィールドFIT分析』サービス化、圃場データにもとづく土壌改良提案力向上
エネルギー 再エネ冷暖房技術の販売開発 排気・蒸気・地下水熱利用等再エネ技術調査、選定
環境配慮型商品への切替 商品・分野のリストアップ、目標数値設定
農薬・肥料 バイオスティミュラント推進 バイオスティミュラントを活用した自社製品開発
土壌環境最適化技術の確立 未利用有機資源を活用した製品開発、土壌診断分析結果にもとづく施肥設計提案実施

国際基準に沿った持続可能な農業を実践。
G.A.P. を新たなスタンダードへ

イノチオグループでは、自社3農場で、世界120か国以上に普及する事実上、農業の国際認証となるGlobal“G.A.P.”を2農場、GFSIより認証を受けたASIAGAPを1農場取得しています。GlobalG.A.P 認証は食品安全、労働環境、環境保全に配慮した「持続可能な生産活動」を実践する優良企業に与えられる世界共通ブランド。3農場はG.A.P.認証農場として、世界基準に適合した安心・安全な作物を皆さまにお届けしています。また、自社のG.A.P.認証ノウハウを活かし、地元東三河の農業高校へ認証取得指導も実施。当該高校では国内初となる花のG.A.P.認証取得に成功しています。G.A.P.を新たなスタンダードへ。イノチオグループは今後もG.A.P.認証の普及に注力してまいります。

捨ててしまうものや未利用資源も生産工程で無駄なく活用

ハウス内暖房に浄化センターの放流水熱を活用
生産工程でのCO2 排出削減へ。

ハウス内暖房に浄化センターから排出される20℃前後の放流水を活用しています。これにより重油使用量を15%削減。作物の生産に伴うCO2排出を抑えています。

未利用資源を活用して肥料を開発
環境と作物にとってよりよい土づくりを実現

魚のアラや食品残さ、家畜ふんなどを活用した有機肥料を開発。有機肥料は化学肥料と比べ肥効が緩やかで、微生物のエサとしても働き、土壌を豊かにします。環境にやさしい土づくりを通して作物にとっても居心地の良い環境を作ります。

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持続可能な
バリューチェーンSustainable Value Chain

農産物がくらしの豊かさや潤いとなって、生活者の日々に届くまで。わたしたちは農業の生産現場だけでなく、農産物が消費者に届くまでのフードバリューチェーン全体を意識し、より環境負荷が少ない持続可能な農産物の流通、物流事業に取り組んでいます。

マーケティング機能を高めて農産物の付加価値を創造し、消費者に安全・安心を提供するとともに生産者の生産性を高めて持続可能な農業を創造します。

私たちの目指すところ

  • 生産から販売までのバリューチェーン改善を通し、環境負荷を軽減
  • 生活者ニーズを満たす製品の開発
テーマ 主な取り組み 2021年度目標
セールスサポート バリューチェーン構築連携による契約産地づくり 自社ブランド(うま野菜)栽培技術確立、生産者への栽培支援・資材提供、新規販路開拓
サプライチェーン 穂菊苗サプライチェーン構築により総廃棄率2%以下へ 自社営農支援部門と連携した受注確認活動実施
生産現場への指導、穂菊品質管理基準策定
グループ物流網最適化 人員配置最適化による運送業務コントロール改善

物流部門でグリーン経営認証を取得!
環境負荷軽減と働き方改革を目指して

イノチオグループ物流部門では、グリーン経営認証を取得しています。グリーン経営認証とは、運送事業者が、自主的かつ計画的に環境を守るための対策を取りながら自社経営面の改善も行っていることを保証する制度です。アイドリング・急発進・急減速を防ぐことでのエコドライブ、日常点検・車両整備徹底によって車両故障を未然に防ぐことはもちろん、ドライバーの給与体系や評価制度の見直しも実施し、社員一人ひとりが、働きがいと働きやすさを感じられる職場づくりに努めています。

わたしたちの農産物がくらしの潤いとなるために

生鮮ミニトマトで国内初の機能性表示取得!
高機能と付加価値を追求した農産物で生活者ニーズに対応

自社農場で生産したミニトマトが、国内初となる機能性表示を取得しました。さらに植物由来のプラスチックを使用したパック、段ボールは森林管理におけるFSC認証品を採用。自社農場では生活者ニーズと持続可能な農業を達成する生販一体の経営を目指しています。

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未来志向の
社風づくりForward-thinking Corporate Culture

「全社員一人ひとりの成長と、生活を支え、やり甲斐のある仕事を実現する」。わたしたちの目的の一つは、一緒に働く仲間の “成長と幸せ” です。常に公平で、人として正しいことを貫くことのできる社風を通し、グローバルでチャレンジ精神あふれる人財育成に取り組んでいます。

経営効率を高めるデジタル技術の導入と普及、社員の健康づくりやダイバーシティなどを促進し、全従業員が安心して働ける職場づくりを進めます。

私たちの目指すところ

  • 社員一人ひとりが働きがいと生きがいを感じられ、成長できる職場環境をつくる。
  • 社員の成長の先の持続可能な循環型社会の実現に貢献する。
テーマ 主な取り組み 2021年度目標
働きやすい職場 全従業員が安心して働ける会社づくり 災害リーダー10名育成、リスク管理担当部署設置、各種意識調査の実施
健康経営による社員の健康づくり グループ企業5社で健康経営優良法人を取得
障がい者雇用、女性管理職の登用 女性管理職・リーダー数20名
デジタル化推進による働き方改革 ペーパーレス化・電子化・デジタルツール活用社内推進

グループ4社 “健康経営優良法人” に認定

イノチオホールディングス、イノチオアグリ、イノチオプラントケア、川合肥料4社は、社員の健康づくりを積極的に進める企業として “健康経営優良法人 2021” に認定されています。「いのちに感謝し、いのちを育む」という社是を会社の方針・働き方の指針としているわたしたちにとって、全社員一人ひとりの健康は全ての事業経営の根幹です。健康イベントの企画立案・開催を積極的に行うなど、社員が健康であることが、事業の成長と持続可能な循環型社会の実現につながっていくと考えています。


健康経営優良法人

社員一人ひとりの健康と働きがいのために

思わず運動したくなる!
とよはし健康マイレージの導入

わたしたちは豊橋市が運営する市民の健康づくりを支援する取組み“とよはし健康マイレージ” に参画しています。社内サークル活動制度も導入し、従業員が楽しく、目標を持って運動に取り組めるようサポートしています。

社内表彰制度 “イノチオアワード” の実施
社員同士が切磋琢磨し仕事に取り組む風土を醸成

一年に一度、社員表彰制度“イノチオアワード”を実施。個々やチームの挑戦意欲を喚起し、社員同士が切磋琢磨しやりがいある仕事を実現する組織風土、文化づくりを醸成しています。

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農業
イノベーションAgricultural Innovation

農業は人が生きていくために、最初に生まれた産業。いわば、文明の原点であり、産業の原点。人間のいのちを支えてきた、大切な仕事です。わたしたちは、日本の農業における様々な課題を真摯に受け止め、異業種やスタートアップ企業とのオープンな連携を積極的に行い、農業界にイノベーションをもたらします。

ICT、人工知能(AI)、ビッグデータ、遺伝子情報など先端のアグリテックを駆使したスマート農業を推進し、次世代の農業ビジネスを創造します。

私たちの目指すところ

  • スマート技術を活用し、だれもができる持続可能な農業の実現
テーマ 主な取り組み 2021年度目標
スマート農業 ドローンを活用したスマート農業推進 ドローンオペレーター育成、新たなソリューションの提供(センシング解析・スマート追肥、防除等)
お客様の経費削減・生産性向上に貢献する商品開発 省力化と生産性向上を実現する大規模・低コストハウス開発
ITを活用したスマート農業ツールの開発
デジタルツールを活用した技術支援サービスの提供 顧客ニーズに対応できる簡易施肥設計
システム導入、遠隔サポートに対応した技術支援・営農相談体制の構築
データ活用による時間当たりトマト生産量向上 生育・収量・環境・市況データを活用した栽培管理、労務データの収集と可視化
遺伝子技術 遺伝子技術を活用した付加価値の創出 新規病害虫検定のサービス化、育種開発への応用

農のデータを集積・可視化し、だれもができる農業へ

イノチオグループでは、ビートシリーズと呼ばれる自社開発の環境制御システムを用いて、自社農場で作物の生育に関するあらゆるデータを集め、作業の自動化・省力化を実現しています。ビートシリーズのひとつ、“エアロビート” では、複数ハウスの温度や湿度、空調、潅水状況をモニタリングし、作物の生育管理をしています。データで管理することで、農家さんの環境管理に要する時間が削減され、また、作物にとって最適な環境を維持することで生産性も向上しています。長年の経験と勘で向き合っていた農業から、データを活用してだれもができる農業へ。

農業からムリ・ムラ・ムダを排除、作業時間短縮と人手不足の解消へ

ドローンで農薬・肥料を簡単散布
農作業効率化で作業時間短縮へ!

農業用ドローンを活用した農薬・肥料散布を提案しています。ドローン教習所を開設し、オペレーターの育成や農薬請負防除を通し、農業の担い手不足、人手不足解消へ貢献しています。

作業進捗を視える化。施設園芸の労務管理から
ムリ・ムラ・ムダを排除し、農業の“働き方改革” を推進

わたしたちはスマート農業技術を提供するスタートアップ企業との連携を積極的に進めています。agri-board では、タブレット端末を用いて作業進捗や労働時間を自動集計。自社農場でも導入し、年間1,200 時間の作業時間削減を実現しています。

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グローバル
パートナーシップGlobal Partnership

創業より守り積み重ねてきた社是、生きとし生けるものすべての「いのちに感謝し、いのちを育む」。
この原理原則を大切にし、「いのちをつなぐ」という使命の下、新たな「つながり」の時代を生き抜きます。

海外パートナーとの連携により、花き育種の世界ブランド構築やアジアでの食と農のバリューチェーン創造などを進め、世界の農産業振興に貢献します。

私たちの目指すところ

  • アジアで食と農のグローバル・バリューチェーンパートナー構築
  • 花きの育種開発力で世界ブランドへ
  • グローバルな人財ネットワークの構築
テーマ 主な取り組み 2021年度目標
花き 海外での新品種上市、パートナーシップの強化 海外での共同育種、試作栽培実施
人材育成 グローバル人材の育成 海外人財採用、国内での育成体制構築

現地企業と提携しラオスの農場経営に着手。
アジア農業の活性化、現地雇用の創出へ

イノチオグループは、アジア圏でも特に発展著しいラオスの現地企業と提携し、ラオスでの農場経営にも着手しています。わたしたちが培ってきた日本の生産技術を輸出し、継承する。技術を輸出することで、世界で農業を支える人材を育成し、アジアの農業の活性化と現地雇用の創出を目指してまいります。ラオスは気候も農業を取り巻く環境も違うため、わたしたちにとってラオスでの農業経営は大きなチャレンジです。しかし、全く異なる環境だからこそ新たな気付きや学びが得られると信じています。ラオスの特徴を活かした付加価値のある作物の生産にも挑戦しています。

世界のパートナー企業と協力し、
国内農業の持続的発展と新たな価値の創造を

農業大国オランダの革新的企業とパートナーシップを構築し、
お客さまの要望に対応

わたしたちはオランダのフロリテック社と共同でお客さまの要望に合わせた革新的なキクの品種開発を行い、世界中の生産者に届けてまいります。また、同じくオランダのボスマン・ファン・ザール社との業務提携によって、大規模温室などの施設・設備が国内でも販売可能となりました。技術面でも連携し、高機能で生産性の高い温室の開発も行っています。

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